おもちゃは床じゅうにゴロゴロ、絵本も開きっぱなし。
「もう、どうして片付けてくれないの?」
そんなモヤモヤは、多くのママが抱える日常のワンシーン。
でも実は、子どもが『片付けられない』理由は年齢によって違うのです。
今回は、年齢別のお片付けステップと、親のかかわり方をまとめました。
きっと今日から、「片付けなさい!」が減っていきますよ。
1.1歳未満 おもちゃは「見える」ことが安心
戸棚や箱の中をイメージする力がまだ育っていない時期。しまわれたおもちゃは「存在しない」も同然です。
この年齢では、数を絞って『見える場所』に置く。
目に入る=遊びのきっかけ=心の安心に。
2.1歳~1歳半 「一緒に片付け」を遊びに
「人形はこの箱でねんねしようね」
など、小さな物語を語りながら、親が手を添えて片付けを実演。
片付け=楽しい儀式という体験を重ねます。
3.2歳 選ばせて「主体性スイッチ」を入れる
自我が芽ばえる時期です。「車と絵本、どっちから片付ける?」
などと二択を与えると、自分で決めた!という達成感が育ちます。
4.3歳 仲間にする「助けてくれる?」作戦
「ママはブロック係、あなたはぬいぐるみ係ね」
『役割を与えられると張り切る』のが三歳児。力を貸してくれる頼もしいパートナーとして扱いましょう。
5.4歳以上 1ステップずつ指示→完了をほめる
一度にたくさんの指示は情報が多すぎて、小さな子どもには覚えきれません。
- 「絵本を全部本棚に入れて」→できたらすぐ褒める
- 「次は車のおもちゃを箱だよ」→また褒める
小さな成功体験のくり返しが、『自分でできる』の土台になります。
まとめ 片付けはモノをしまうだけじゃない『心の手仕事』
年齢に合わせた声かけと関わり方で、子どもは自分のペースで「片付け力」を育てていけます。
片付いた部屋は、心の中まで風通しを良くしてくれるもの。
今日もゆっくり、暮らしのリズムを整えていきましょう。