
心と知識、共に成長する場所へようこそ!
子どもたちは学校で学び、家庭で生活し、社会を見つめながら成長しています。
勉強や社会での成功に焦点が当たりがちですが、本当に大切なのは「あたま」だけではありません。
私たちは一人ひとりの子どもたちが、豊かな感情と強い意志を育てることを目指しています。
芸術に溢れた授業を通じて、内面の力を育みます。
心がしっかりと成長することで、頭脳を自己表現する道具として活かすことができるのです。
「こころ」の成長は数字では測れませんが、これからの時代では重要な要素です。
AIやロボットが進化する中で、人間らしい「こころ」の育成がますます求められるのです。
公立学校では「こころ」の分野を十分にカバーすることは難しいかもしれません。
しかし、私たちの教室では積極的に取り組みます。
地域の学校と協力し、子どもたちの成長をサポートすることを大切にしています。
私たちの目標は、子どもたちが安心できる温かい場所を提供することです。
「学ぶことは楽しい」と感じ、自分を受け入れられる喜びを感じてほしいのです。
子どもと一緒に、素晴らしい成長の体験をしませんか?
魅力的なレッスン体験がここにあります

レッスン時間は90分です。初めての人には長く感じるかもしれませんが、実際にはあっという間に過ぎてしまいます。実際に、「もう終わり?」と尋ねる子どもたちがたくさんいます。なぜ45分の学校の授業よりも時間が短く感じるのでしょうか?その秘密は、レッスン全体がシームレスに組み立てられているからです。見学や体験された方々が共通して口にされるのは、「流れるような授業」という表現です。
レッスンはメリハリのある構成で展開され、子どもたちが「からだ」「こころ」「あたま」の3つをバランスよく使えるようにします。このバランスの取れたアプローチにより、自然で無理なくレッスンを受けることができます。まるで呼吸をするように、心地よく学びに没頭できるのです。
夢中になる3つの時間体験
レッスンは3つの時間からできています。 「からだ」を使って学ぶ『リズムの時間』、「こころ」と「あたま」を温かくつなげていく『書く時間』、そして子ども達が楽しみにしている『お話の時間』です。 それぞれにねらいがあり、その時間でしかできないことがあります。
リズムの時間

リズミカルに体を動かすことで、全身の感覚を育てたり体幹などをしっかりと形成していきます。かけ算の九九や分数など頭だけでは理解しにくい概念も、体を使った遊びを通してなら楽しく身につきます。イメージ豊かなファンタジーを取り入れた遊びは子どもたちを夢中にし、主体的に行動する力を育てます。
書く時間

ノートに絵や文章を書く時間です。公立学校の授業に比較的近い活動ですが、知識の一方的な伝達ではないところに価値があります。子どもたちは学習内容をモチーフにした物語を聞き、そのイメージを色彩豊かな絵にします。頭だけではなく心をたっぷり使うことで、思考と感情が温かくつながります。
お話の時間

絵本などを使わずに、先生が素語りします。子どもたちは想像力でイメージを膨らませていきます。提示されないものを自ら生み出すその想像力は、大人になった時の思考力につながるといわれています。素話が初めての子どもたちも回を重ねるごとに想像する力が豊かになり、お話の世界に夢中になっていきます。
子どもの内面を育てるカリキュラム

シュタイナー教育は、教科の壁をなくし、子どもたちの想像力と創造力を育む教育です。算数で絵を描いたり、絵から文字を見つけたり、子どもたちの想像力を育むような、生き生きとした学びが特徴です。
シュタイナー教育では、子どもたちは自分のペースで学び、自分の興味や関心を大切にすることができます。そのため、子どもたちは生き生きと学び、成長していくことができます。
シュタイナー教育を受けた子どもたちは、想像力豊かで、自立心が強く、社会に貢献できる人材に育つと言われています。
年長 〜 1年生
数の質

数字の1はどんな数でしょうか? 2や3は? 数の本質を学び数字と親しくなります。
計算式の質

足し算、引き算、掛け算、割り算、それぞれの計算式が持つ本質を学びます。
フォルメン

直線と曲線を様々な方法で描くことで、子どもの中にある形に対する感覚を深めます。
文字

頭で覚え込む文字ではなく、物語を通して体験する文字の学習です。
2年生
イソップ童話

イソップ寓話の物語から、 人間が持つ愚かな部分を学び、それを乗り越える感覚を身につけます。
九九の図形

暗記するだけが九九じゃない。2の段、3の段…様々な九九から生まれてくる模様から九九を感覚的に学びます。
聖人伝

実在した聖人の物語から、人間が持つ偉大な部分を学び、それに共感する力を身につけます。
左右対称の図形

左右対称の形を描くことで、相反するものを1つに調和させる感覚を身につけます。
3年生
世界の家

世界各地の伝統的な家について学ぶことで、それぞれの風土に根ざした感覚を養います。
アダムとイブの物語

楽園から追放されるアダムとイブの物語から、現実の世界で生きていく内面的な自信を養います。
生活の算数

重さ、長さ、広さ、お金といった生活に根ざしたものの起源を学ぶことで、暮らしの基盤となる安心の感覚を育てます。
4年生
動物学

様々な動物の物語から動物たちの能力や生態を知り、人間だけが持てるものについて学びます。
編み込みの図形

上下左右に立体的な線を描くドローイングです。規則性を持った線や色彩が作る美しさが内面を育てます。
北欧神話

北欧に伝わる神話の優れたファンタジーが、子どもの内面に深みを持たせ、共感の感覚も育てます。
5年生
植物学

植物の進化を人間の成長になぞらえることで、自分と関係があるものとして植物を深く学ぶことができます。
古代ギリシャ

古代ギリシャの人々の感覚を自分自身と重ね合わせることで、 新たな内面性が育ちます。
フリーハンド幾何学

定規やコンパスを使わずに、フリーハンドで幾何学の図形を描きます。 美しい形が手だけで描かれる美の感覚を育てます。
6年生
幾何学

コンパスを使った幾何学図形を描くことで、規則性の中にある美しさの感覚を身につけます。
古代ローマ

法律のシステムが生まれた古代ローマ時代を学ぶことで、法則性が持つ安心の感覚を育てます。
公立学校との共鳴
シュタイナー教育が織りなす新たな学び

公立学校とのつながりを大切にしながら、この教室ではシュタイナー教育の主要教科である国語・算数・理科・社会・フォルメン(幾何学)を取り上げ、独自の授業を展開します。
公立学校の学習内容とのすり合わせを行いつつ、シュタイナー教育ならではの視点から子どもたちの力を育みます。
例えば、1年生の算数では「数の質」という概念を学びます。
数の質とは、数字が持つ個性や特性のこと。ここでは、シュタイナー教育独自のアプローチで学ぶことができます。
「1」は世界にただひとつ存在するもの。すべてが生まれる原点です。→ お日様、地球、私といった存在など。
「2」は対になっているもの。2つの存在がバランスを保ちながら存在します。→ 昼と夜、人間の手足など。
このように、数字が持つ個性をイメージし、絵にすることで数字に対する感情を豊かにします。数字と友達になるような感覚が芽生えます。
この学びは、その後の計算や九九の学習にも良い影響を与えます。イメージを通じて数字と親しむ経験があるため、計算にも遊び心を持って取り組むことができるでしょう。
公立学校では習わない「数の質」ですが、これは子どもたちにとって大きな財産となるかもしれません。数字との友情を築けるのは、子どものうちだけです。また、「あたま」だけでなく「こころ」を伴った体験は、成長してもその人の内に生き続けるでしょう。
他の教科でも、カリキュラムは「あたま」だけでなく「からだ」や「こころ」を通じて体験できるように構成されています。文字や動物、歴史など、自分にとって何を意味するのかを「からだ」や「こころ」を通じて学びます。その結果、身についた知識や理解は、深く自分の内に定着します。
いつもの学校が、すべてではないことを感じてほしい。競争や点数、勝ち負けにとらわれない、新たな学びの世界を一緒に築いていきましょう。
シュタイナー教育
芯の通った自立と創造を育む教育の世界

ルドルフ・シュタイナーによって始められたシュタイナー教育は、100年以上の歴史を持ち、世界60カ国以上に1000校以上のシュタイナー学校と1500以上のシュタイナー園が存在しています。日本でも、12年間にわたる一貫教育を提供するシュタイナー学校が4校あります。
シュタイナー教育の特徴は、子どもの「からだ」「こころ」「あたま」の成長に合わせたカリキュラムです。徹底的に練り上げられた教育プログラムが、子どもたちが自立し、内なる芯を持った人間として成長するサポートをしてくれます。
シュタイナー教育は、単に知識を詰め込むだけではなく、子どもたちの感性や創造性を重視します。美術、音楽、手工芸などの芸術的な要素が積極的に取り入れられ、学びがより豊かなものとなります。
また、個々の子どもの発達段階を重視し、学習ペースを調整していくため、子どもたちが自分自身を大切にし、自信を持って進んでいける環境が整えられています。
シュタイナー教育は、ただ単に知識を身につけるだけではなく、子どもたちが幸せで充実した人生を歩むための基盤を築くことを目指しています。子どもたちが自己を理解し、他者を尊重し、社会と調和して生きる力を身につけることができるのです。
シュタイナー教育は、世界中で実績を積み重ね、数々の子どもたちがその恩恵を受けています。ぜひ、子どもたちが成長し、自己を開花させる素晴らしい教育の世界を探求してみてください。
代表プロフィール

1980年、福井県で生まれる。
大阪教育大学で学ぶ中、書籍を通じてシュタイナー教育の素晴らしさと出会う。
大学卒業後、大阪市立の小中学校で教鞭をとりながら、子どもたちとの深い関わりを築きました。
その後、自らの娘が生まれたのをきっかけにシュタイナー教育に携わりたいと決意。
シュタイナー教育教員養成講座実習コースを修了。
京田辺シュタイナー学校での教育実習を経て、シュタイナー学校教員免許を取得。
京都市左京区在住、一児の父。
経歴
・2021年
白山ウォルドルフコミュニティ まなびの庭 にじと白山 講師
・2022年〜
シュタイナー手仕事教育協会 手仕事/絵の先生養成講座
シュタイナー教育論 講師
・2023年
京都市PTA連絡協議会はぐくみ親学び合同学習会 講師
こども園まきば ひつじの会 セミナー講演会 講師