子どもがちょっと気に入らないことがあると、わーんと泣き叫ぶ…。そんな場面に戸惑った経験、ありませんか?
今回は、私の体験談をもとに、子どもの感情にどう寄り添うか、そのコツをお伝えします。
子どもが泣き叫ぶのには理由がある
「弟におもちゃをとられた」「おやつがもらえなかった」
親から見ると些細に思えることでも、子どもにとっては大事件。
子どもが泣き叫ぶのは、衝動をコントロールする力や感情を表現する方法がまだ未熟だからです。
思い通りにいかないとき、どうすればいいか分からない。その不安と混乱が、大きな声となって表れているのです。
親ができるシンプルな対応とは?
子どもが泣き叫ぶと、つい「泣かないで」「静かにして」と言いたくなりますが、まずは共感してあげましょう。
- 「おもちゃ取られて悔しかったね」
- 「悲しかったんだね」
- 「おやつ楽しみにしてたもんね」
子どもは、自分の気持ちを受け止めてもらえることで安心します。そしてその安心が、次の言葉や行動の力に変わっていくのです。
泣くことは「育ち」のプロセス
わが家の娘も、小さい頃はよく泣き叫んでいました。
でも「つらかったね」と言って背中にそっと手を当てていると、少しずつ落ち着いて、自分の気持ちを話せるようになっていきました。
泣いても大丈夫。その涙のそばに、あなたがいることが何よりの安心なのです。
泣き叫ぶ子どもへの接し方
- 「泣かないで」より「悲しかったんだね」と共感する
- 泣くことを止めずに、安心できる環境で泣かせてあげる
- 背中に手を当てる、ぎゅっと抱きしめるなどのスキンシップ
- 気持ちが落ち着いたら、自分の言葉で気持ちを表せるようサポートする
まとめ 涙は心の整理の時間です
子どもの泣き叫ぶ姿に、親はつい焦ってしまいがち。
けれど、それは心が育っていく過程。
共感し、寄り添い、見守ることで、「思い通りにならなかった時の乗り越え方」を、子ども自身が学んでいきます。
今日もあなたのまなざしが、子どもの心の土台をつくっています。