手にはめる、しつけの魔法

何度言ってもできない。
むしろ、言えば言うほど難しくなる。
子どものしつけに出口はあるんだろうか。

困ったときは、
パペットを使ってみよう。

使い古した靴下や軍手。
それっぽい目玉をつけたらできあがり。
お手製パペット(人形)です。

ささっと自分の手にはめたなら、
こんなふうにささやこう。
「わたし(パペット)は赤ちゃんだから知らないの。
だから教えてちょうだいな」

例えば夜ご飯を食べ終わったのなら、
「このあと何をするの?」って。

お風呂に入って…
タオルで体を拭いて…
服を着て…

そんなふうに、
何をするのか子どもに言ってもらう。

親が子どもに、
「こうしなさい」って言うのとまるで逆。
子どもに言ってもらうことで、
やることを自分で意識してもらう。

途中で、
パペットに質問をさせるのも効果的。
「歯磨きはいつするの?」
とか、
「寝る前には絵本は読むの?」
などなど。

何をしたらいいのか。
どんな順番でするのか。
どんなことに気をつけたらよいのか。

言われてやるのとはまるで違う。
パペットに教えることで、
なんだか自己肯定感も上がっちゃう。

親子関係のやりとりで煮詰まったなら、
パペットを使ってみよう。

親も子どもも新しい気持ちで、
暮らしの大事に向き合えます。

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