子どもが選べず迷うときの声かけ。選択肢を二つにする小さな工夫

2つのものから選択するイメージ画像

「何を着る?」
「どの本にする?」

子ども自身に選んでほしくて聞いたのに、「分からない」「どっちでもいい」と返ってくることはありませんか。

選ぶものがいくつもあると、なかなか決められない日もあります。そんなときは、選べるものを二つだけ示してみる方法があります。

まずは、どちらも選べる二つを用意する

選択肢を二つ示すときは、どちらを選んでも大丈夫なものにします。

たとえば、朝の服選びなら、

「今日はこのセーターと、このカーディガン。どちらが着たい?」

と聞いてみます。

天気に合わせて上着を着る必要があるなら、先にそのことを伝えてから、

「上着は着ようね。青と赤、どちらにする?」

と、選べる部分を聞くこともできます。

大人があらかじめ「どちらでもよい」と思えるものを選んでおくと、子どもも選びやすくなります。どちらか一方しか本当は認められない場合は、選択肢として差し出さず、必要なことをそのまま伝えましょう。

選ぶための時間を少し待つ

二つを示したら、すぐに返事がなくても、少し待ってみます。

「早く決めて」と急かしたり、さらに別の候補を次々と足したりせず、子どもが考える間を取ります。すぐに決められない日もあります。そんなときは、少し間を置いたり、別のタイミングで選んでもらったりしてもよいでしょう。

「どちらでもいい」と言うときには、本当にどちらでもよい場合もあれば、今は選ぶ気分ではないのかもしれません。言葉だけで決めつけず、そのときの表情や様子も見ながら応じます。

「どちらもいや」と言われたら

二つを示しても、「どっちもいや」と返ってくることがあります。

そんなときは、

「そっか、今はどちらも違うんだね」

と、まず受け止めます。

子どもにほかの希望がありそうなら、

「着たいものがある?」

と聞いてみてもよいでしょう。答えがすぐに出ない場合は、少し待つ、別の日に選ぶ、必要に応じて大人が決めるなど、場面に合わせて考えます。

二つの中から必ず選ばせることが目的ではありません。子どもが選びにくそうなときに、考えるきっかけとして使える一つの方法です。

いつも二つに絞らなくても大丈夫

子どもが自分で選びたいときには、いくつかの中から選ぶこともできます。反対に、選ぶこと自体を大人に手伝ってほしい日もあります。

毎回、二つの選択肢を用意しなければならないわけではありません。

「どちらがいい?」と聞くか、少し待つか、大人が手伝うか。その日の子どもの様子や、家庭の時間に合わせて選んでいきます。

選ぶことを急がず、親子にとって無理のない声のかけ方を見つけていけたらよいですね。

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