子どもが自分の持ち物をリビングなどに出しっぱなしにしている。
毎日のように繰り返される光景に、ついイライラしてしまったことはありませんか？
叱っても響かない…。そんな時こそ、声のかけ方をほんの少し変えてみましょう。
出しっぱなしにイライラ…よくある親の反応
「なんでまたここに置きっぱなしにするの？」「片づけなさいって何度言ったらわかるの？」
こんなふうに怒ってしまうのは、ごく自然な親の反応です。
でも、特に9歳をすぎた子どもには、このような「責める言葉」は心に届きにくくなってきます。
子どもの心の扉を閉じない声かけとは？
出しっぱなしを見つけたときは、感情的に叱るのではなく、見たままを静かに伝えるだけでOKです。
例えば、「リビングの床にカバンがあるよ」と言うだけで十分。
非難でも命令でもなく、ただの「事実」として伝えることで、子どもの反発を防ぐことができます。
「気づかせる」ことで育つ子どもの力
子どもたちは、親から怒られなくても、自分で「どうすればいいか」を考える力を持っています。
特に9歳以降は、大人の言葉の裏にある気持ちや期待を敏感に察知するようになります。
だからこそ、信じて見守ることが大切です。
叱らなくても伝わるコミュニケーション
怒らずとも、子どもは学びます。
「気づかせる」声かけは、子どもが自ら行動を選ぶ力を育てます。
そしてそれは、親子の信頼関係を深めていく土台となるのです。
まとめ カバンひとつから始まる信頼
リビングの床に置かれたカバン。
それは子どもが自分で気づくチャンスでもあります。
「またか〜」と苦笑しながら、やさしく伝えるひとことで、親子の関係は少しずつ育っていきます。
今日もまた、気づきとやさしさから始まる1日を。
