静かにしていてほしい場面に限って、子どもがそわそわ…。そんな経験、ありませんか?
今回は、子どもが落ち着かなくなる理由と、そのときに親ができるちょっとした工夫を紹介します。
「静かにしてて」が逆効果になる理由
美術館や病院など、子どもに静かにしてほしい場面に限って、大きな声を出したり動き回ったりすることがありますよね。
そんな時、「じっとしてなさい!」と注意したくなりますが、実はこれが逆効果になってしまうことも。
子どもにとって『退屈』はストレス。ストレスを感じるほど、体を動かしたくなってしまうのです。
子どものエネルギーを建設的に向ける方法
大切なのは、子どもの意識を別の方向に向けてあげること。以下のような方法を試してみてください。
- 美術館や展示スペース:「この部屋で一番好きな絵を見つけてごらん」と声をかける
- スーパーや買い物中: 紙と鉛筆を渡して「赤い食べ物を見つけたらメモしてね」などのミッションを与える
ただ「静かにしなさい」と言うよりも、子どもに小さな役割を与えたり、集中できるきっかけをつくるほうが、親も子どもも気持ちが楽になります。
忙しい中でもちょっとの準備が効果的
このような工夫は、紙と鉛筆をカバンにしのばせておく、声かけを少し工夫する、といったちょっとした準備でできます。
特別なものを買い揃える必要もなく、実践しやすいのがポイント。
親が子どもに「向き合ってくれている」という安心感も、落ち着きを育む一歩になります。
まとめ 子どもには「集中」と「役割」のバランスが大事
公共の場での子どもの振る舞いは、多くのママが悩むポイントです。
ですが、子どもは決してわざと騒いでいるわけではなく、退屈や不安から行動が出ていることも。
少しの工夫でそのエネルギーを良い方向へと導くことができます。今日からできる小さな声かけ、ぜひ試してみてくださいね。