「ママがいないと泣いちゃう」子どもが離れられない理由と安心する方法

親子関係の愛情を象徴する画像

保育園やお出かけの時、ちょっと離れるだけなのに大泣き…。そんな経験をしたことのあるママは多いのではないでしょうか。
急いでいる時に限って離れられないと、親もつい焦ってしまいますよね。

でも、それはわがままでも甘えでもありません。
今回は、そんな場面の背景にある子どもの心の成長と、安心して離れられるようになるためのヒントをご紹介します。

なぜママと離れがたいの?発達と「分離不安」の関係

子どもが親から離れたがらないのは、発達の自然なプロセスです。
特に1歳半ごろは「分離不安」のピークと言われています。
子どもはまだ「ママは見えなくてもいる」という理解が十分ではなく、離れると「もう戻ってこないかもしれない」と不安になってしまうのです。

2歳半ごろからは記憶力が少しずつ発達してきて、親の姿が見えなくても、頭の中で思い出す力が育っていきます。
ただし、ストレスや不安が強いと、そのイメージは薄れてしまうことがあります。

「大丈夫」は届かない?感覚で安心させる方法

「すぐ迎えに行くからね」「大丈夫よ」と言葉で伝えても、子どもにはなかなかその安心が伝わらないこともあります。
そんなときは、五感に働きかけることが効果的です。

例えば、ママの香りが残るハンカチや、いつも使っている髪留めなどをポケットに忍ばせてあげましょう。
匂いや手ざわりを通して、ママの存在を感じられるのです。それは、見えないけれど心強い「ママのお守り」になります。

「見守る」ことが子どもを育てる

泣いてしまう姿を見ると、つい心配になったり、なんとか泣き止ませようと焦ってしまいますよね。
でも、子どもはちゃんと、自分のペースで成長しています。

親が落ち着いて「大丈夫だよ」と信じて見守ることで、子ども自身の「安心する力」が育っていきます。

まとめ 離れがたいのは、愛の証

ママと離れたがらない子どもは、それだけママを大好きな証。その気持ちに寄り添いつつ、五感を通じた安心感を届けることで、少しずつ「ママがいなくても大丈夫」と感じられるようになります。
泣いてもいい。抱きしめてもいい。
そのすべてが、親子の信頼を育てていきます。

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