9月から始まった教室の初回が終わりました。
京都市の北部にある静原教室の1年生クラスです。
子どもたちと手を振って別れ、家に帰ると一通のメールが届いていました。
保護者の方からの感謝のメールでした。
授業内容を報告したメールに返信される形で、差出人はある男の子のお母さん。
読み終わって、とっても嬉しくなりました。
「先生がずっと笑顔だった」
家に帰ってきた子がそう言ってくれたそうです。
これって、最高の褒め言葉だと思います。
これまで教育に携わってきた中でいちばんかもしれません。
もちろん、子どもたちが言ってくれることはどんな言葉でも嬉しいです。
どんな言葉でもその子どものことを知れたり、自分の授業を反省したり、勇気をもらったりできます。
たとえば、大阪の小学校で先生をしていた時に、こんなことを子どもに言われたことがあります。
「木村先生はやさしいけど、こわい」
そう言われたんですよと、先輩の先生に話すと「それは教師にとって最高の褒め言葉だよ」と言われたのを覚えています。
先生としての威厳を持ちながらも慕われてる。
そういった意味合いでした。
そんなものかなと思いながら、ぐんぐん時間がたち、自分で始めたシュタイナー教育の教室で「先生がずっと笑顔だった」という言葉をもらいました。
そうなんです。
それがシュタイナー教育なんだと思います。
もちろん、威厳を持ちつつ慕われるのは大事です。それはシュタイナー学校の先生でも同じです。
でも、先生も一緒になってその学びを楽しんでる。その日の授業で扱っている内容を心から面白いと思っている。
それがやっぱり大事。
先生がワクワクしているからこそ、子どもたちは生き生きとした学びを体験できます。
それは本当にそうなんです。悔しいくらいに。
「先生がずっと笑顔だった」
次回もそんな授業ができるようにしっかりと準備します。授業準備をする中で、たくさんのワクワクと出会えるので。
勉強って面白いですね。
あ、でも。
いけないことをした時は叱りますからね。(笑)
次回の授業も楽しみです。