2年生のシュタイナーレッスン、
どうして聖人伝?
自分の中にもある、
素晴らしい心に気づく。
例えば、
黒板絵の聖フランシスコ。
小鳥たちに語りかけます。
「あなたたちは、
たくさんのものを与えられている。
美しい色
自由な翼
渇きを潤す水
巣をかける木々
あなたたちは、
もう十分に与えられているんだ。
そんなにも、
かみさまに愛されて」
『私はもう十分に与えられている』
ともすれば…
足りない。もっと。
ほしい。買って。
子どもたちだって、
そんな言葉に囲まれているから。
『私はもう十分に満たされている』
耳慣れない言葉かもしれない。
でもそこから、
『こころ』が始まるように思うから。
小さな灯り、
今日も一つひとつ。