「どこからが宇宙なの?」
子どもに聞かれたら、
何て答えるだろう。
空を仰いでみても、
答えは遠のいていくばかり。
むしろ答えは、
海の中にあるのかも。
シュタイナー教育では、
こんなふうに話したりします。
「 私たち人間は、
海の底で暮らしている魚のよう。
地球の大気の底で生きている」
深く海に潜るには、
酸素ボンベがつきもの。
それは空へも同じ。
上がるほどにだんだん空気が薄くなり、
宇宙の闇に手が染まりそうになる。
こういった感覚。
普段の学校ではなかなか触れられない。
役に立つとか役に立たないとか、
そういうことでもなくって。
心でしか知れない豊かさ。
ほんのちょっと見方を変えれば、
たとえ家庭でも、
子どもの心に結べます。