太陽や星の巡り、
月の満ち欠け。
教科書を開けば、
しっかり印刷されたカラーページ。
わかるようにと。
理解できるようにと。
もちろん、それはそれで良い。
でもシュタイナー教育だと、
こんなふうに授業で語りかけたりします。
『太陽は私たちに働くこと、
活動することを呼びかけるトランペットのよう。
星は静かに座って耳を傾けるように誘う、
オーケストラのようなもの。
私たちは太陽を必要としているけれど、
星のきらめきにも心を惹かれる』
青い空を超えたところにある、
もう一つのソラ。
ずいぶん遠いはずなのに、
すぐ近くで鳴っている鈴の音のようにも感じる。
自分の中で宇宙が巡っているみたいに。
胸の内で星が輝き太陽が昇り、
月が満ちるような。
あらゆる学びを、
「自分と関係があるもの」として学べるようにする。
シュタイナー教育、黄金律の一つです。
子どもたちが「自分」として生きていけるように。
学んだことが、
その子の中で生きるように。
世界のすべてのものは、
自分の中にある。
自分を知ることは、
世界を知ることにつながる。