人の一日、星の一年

シュタイナー高学年レッスン
『天文学』
星の動き、惑星の巡行、
月の満ち欠け。

誰もが知ってる、
学校で習う。
でも、シュタイナー教育ではどんなふうに?

自分と関係があるものとして学びます。
例えば、心臓と太陽。

「私たちの血の巡りは心臓が守ってる。
じゃあ、睡眠は?」

睡眠は、心臓ではコントロールできない。
日が昇り日が沈み、まぶたが閉じる。
睡眠を守っているのは太陽だったりします。

自分の体なのに、
自分じゃないものに守られてる。
この体のこの星の外にある、私の一部。

そして同じ太陽が、
この星の季節も守ってる。
人の一日と同じように、
太陽は星の一年にリズムを刻む。

手が届かない宇宙であっても、
自分と関係があるものとして学ぶ。
心で感じ取れるように。

自分も自然の一部で、
自然は私の延長にあるもの。
そんな感覚が育てば、
黙っていても環境を大事にできる。

自分を大切にするように、
この星も大事に残していきたいと思える。

胸に手を押しあてて、
そのまま空をなぞって高く顔を上げよう。

「わたし」もこの星も、
同じ太陽のもとで生かされ、
今を旅しています。

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