2年生と北風と太陽

『北風と太陽』
誰でも知ってるイソップ話。

ちょっとした教訓話ですが、
シュタイナー教育だと切り口が違います。

『北風と太陽』を、
子どもの内面の成長を支えるために語る。

2年生ぐらいになると、
子どもの内面に両極が生まれると言われています。
「この子は天使みたいにいい子だなあ」と思えば、
「えっ」とのけぞるくらいずるいことをしたり。

一人の子どもの中に、
善悪みたいな両極が生まれる。
それまでふわっとしていた子どもとは趣が違う。

だけど、善だから良いとか悪だから悪いとか。
そんな単純なことでもない。
両方あって一人の人間。
成長の過程で、その両極が出たり引っ込んだりする。
子どもから大人になるために。
本当に「わたし」になるために。

実際、3年生ぐらいになると子どもは大きく変わります。
自我がくっきりと出てくる。
2年生での両極がひとつに融合されたように、
子どもは自我を手に動き始める。

『北風と太陽』
そのまま読めば教訓話。
子どもの内面の成長という視点で語ると、
子どもの中の見えないものが見えてくる。
その子がなりたい『次』が見えてくる。

最新ブログをメールで受け取る

メールマガジン



最新の情報をメールで受け取れます。
配信は無料で、登録解除も簡単です。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!