人の歴史は子どもの中にある

高学年のシュタイナーレッスン。
古代ローマ時代です。

シュタイナーの歴史教育は、
ちょっと変わってます。
普通の歴史教育だったら、
古代から現代まで年代順に学ぶ。

でもシュタイナー教育では、
必ずしも年代順ではない。
なぜなら、
子どもの内面の成長に合った『時代』を学ぶから。

例えば、
5年生だったらギリシャ時代。
ちょうど世界に目が向き始め、
芸術とスポーツが花ひらく子どもたちにぴったり。

中学1年生だったら、大航海時代。
子どもたちはまさに新しい世界を発見しようとしてる。

自分の内面で起こっている成長。
それにぴったり合う歴史を学ぶから、
その時代を自分と関係があるものとして感じられる。

シュタイナー教育では、
「一人の子どもの発達は人類の歴史を写している」と考えています。
一人ひとりの成長の中に、
人類の誕生から現在までの歴史が見えてくる。

だからこそ、
子どもの内面の成長にぴったりくる『時代』を学ぶ。
そうすることで、
子どもはその時代を生き生きと感じることができる。

子どもの成長の中に、人類の歴史が詰まってる。
それを一つひとつ解き明かしていく。
それがシュタイナーの歴史教育です。

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