何をするのか、何はしないのか

「きれい〜✨」
「すごーい😃」
思わず声にした子も、
言葉をかけられた子も、
柔らかな表情に包まれる。

シュタイナー教育のレッスン。
描いたものをシェアする時間。
まるで、自分の感情を発見してるみたい。

これがテストだったら。
ヨーイドンの競争だったら。
きっと身構える。

シュタイナー教育にはテストがない。
数字で評価する通信簿もない。

比べたい心は自分の内面へ、
外に向かうのは調和の感覚。
友だちは助け合い信じ合う存在。
外の力を借りて、自分を高めていく。

小さな子どもたちに、
テストや競争はちょっとはやい。
もっと大事なことがある。
今、感じてほしいことがある。

それは豊かな感情だったりする。
世界の美しさだったりする。
人と一緒にいることの、
自分がここにいることの安心感だったりする。

子どもは頭だけで生きているんじゃない。
競争だけが成長の道じゃない。
心も体も、
子どもが持っているもの全部で幸せになる。

そのための授業。
そのためのカリキュラム。
そのための先生。

シュタイナー教育って、
必要なことをあたりまえにやろうとする。
まだちょっとはやいよねと思うことを、
きちんとやらないでおく。

何をするのか。
何はしないのか。
しないことをわかっている、
それもシュタイナー教育だったりします。

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