シュタイナー教育が目指す人間像とは

シュタイナー教育が育てようとしている人って、どんな人でしょう。
どんな人間を社会に出そうとしているか。

芸術家?
センスのいい人?
感性が豊かな人?
賢い人?

もちろん間違いではありません。
例えば、児童文学作家のミヒャエル・エンデではシュタイナー教育の卒業生です。
女優のサンドラ・ブロックもそう。
自動車メーカーポルシェのデザイナー、フェルディナント・アレクサンダー・ポルシェも卒業生です。

卒業生の中には社会で飛び抜けて活躍している人や、企業の経営者も少なくありません。

でも、シュタイナー教育は人と比べて何か際立った能力を持った人を育てようというつもりはないです。
つまり英才教育ではない。
では、どんな人を育てようとしているのか。

自分の頭で考え、心で感じ、自分の意志で行動できる人。
自分にとっての幸せが何かわかっていて、そのために具体的に行動できる人。
そして、社会や周りの人みんなにとっての幸せも調和的に考えられる人。

つまりは、知的な能力だけではない人間としての力です。
自分も社会も隣にいる人も、みんなを幸せにできる人間力です。
どんな場所でもどんな状況でも幸せになれる。
そんな、暗闇を照らすような光の力。

実際、卒業生に直接会ったことがあります。
パーマネント・カルチャーの講座の場でした。
その方はまだ20代前半だったのですが、 少し談笑した後で「 パーマネント・カルチャーについて考えを聞かせてもらえますか?」と言われ、おどおどしてしまいました。
そうか、大学生って本来このぐらいの力があるんだよなぁと妙に感心したのを覚えています。

写真の作品を作った人も、実はシュタイナー幼稚園の卒園生だったりします。
個展、素敵でした!

シュタイナー教育に触れ学ぶことも良いですが、卒業生の人柄や作品に触れることもそれ以上に素敵ですよね😄

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