シュタイナー教育では、算数は国語よりも子供に近いと考えています。
なぜなら、算数は体の中にもあるから。
国語の文字は文明が生み出したもの。
人間によって作られたものです。
けれど、算数はもともと体の中にもある。
指は5本、両手で10本。
目は二つ、耳も二つで、口は一つ。
子供が何か数えるとき、自然と指を使います。
何か一つに決めるとき、人差し指で指します。
研究によると、手足の指の数である20を超えると覚えたり数えたりがかなり難しくなるそう。
数は、体とこんなにも結びついている😆
シュタイナー教室のレッスンでも、数を体と関連付けて学びます。
水曜日の年長さんクラスでは、「3」をこんなふうに学びました。
私たちの腕は「3」の数でできている。
肩から肘、肘から手首、そして手のひら。3つで1つの腕になっている。
一つひとつの指だってそう、よく見ると3つの部分(関節)からできている。
そんなふうにからだと数字を結びつけた後、「3でできているものって何かな?」と子供たちに聞くと…
「お団子」
「クローバー」
「白目と黒目とまつ毛」
「信号」
などなど、たくさん出てきます。
数字の3はどこまでいっても数字の3ですが、ただ覚えるだけの3ではなく、 自分の中で生み出した3は生き生きしています。
自分の中にも「3」がある。
「3」は自分と関係がある。
ただの数字じゃない、生きた数がそこにはあります🌈