「子供の頃モヤモヤしてたことに応えてくれるんだ😄」
金曜のレッスンで、保護者のお父さんが言ってくれました。
視線の先には、1年生クラスの算数。
レッスン内容は『掛け算』です。
でも、もちろん普通に掛け算を学ぶのではない。
シュタイナー教育の掛け算は、まず掛け算の質を学びます。
つまり、足し算と掛け算って何かが違う〜🧐 という、その『何か』の感覚にしっかり向き合います。
足し算は一つ一つ地道に増えていく。
掛け算は駆けていくようにどんどん数が増えていく。
子供だったら、なんとなく感じるこの違い。
一般的な学校では、この感覚を扱う事はまずありません。
子供が「先生ー!」と疑問を持っても、きっと応えてもらえないでしょう。
でも、シュタイナー教育ではむしろそこを中心にやる(笑)
ただ計算ができたら良いではなく、まるで手のひらで雛を温めるように掛け算を慈しむ。
そこに宿る不思議や、生き生きとした感覚を味わう。
具体的には、足し算掛け算引き算割り算をそれぞれ4匹のリスとして振り分けます。
リスたちが持っている性格が、そのままほぼそれぞれの計算法の質になります。
そして、それぞれの質を帯びたリスたちが様々な物語を織りなす。
子供たちはその物語のお話を聞くことで、自然とそれぞれの計算法の質を体験していけます。
子供がもやもやっとする、 その素晴らしい感覚。
大人に聞いても答えてもらえない、本人でさえ言葉にできない問い。
その感覚は大切なんだよ、その問いは素晴らしいんだよ。
そんなことが言いたくて、今日もレッスンをしています😄