世界の美しさに目を開き、人を愛する

中学年のレッスン、創世記✨
世界の始まりを心で味わうレッスン。

何もなかった世界に新しいものがどんどんできていきます。
光が生まれ、
植物が生い茂り、
魚や鳥が現れ、
動物も野原を自由に駆け回る。

ところが、野原で泣いている声が聞こえる。
天使が行ってみると…

「鳥は、私たちのところにちっとも来てくれない」
と、花たちがしくしくと泣いています。
「こんなにきれいな花を咲かせているのに…」

それじゃあ、と天使たちが天の国から虹色に光り輝く雲を持ってきます。
花たちの前で雲をそーっとめくり上げると、何千という蝶々が羽ばたく🦋

花たちはこう言います。
「この蝶々は私たちの弟だ、私たちの花びらが羽になっている」

もちろんファンタジーですが、こんなふうに捉えると普段見ている世界に奥行きが出てくる。
心が動く。
世界って美しいなぁと自然に思える。

実際、蝶と花のお話を聞いていた子供たちは「え!」という表情をしながらも、次の瞬間には「あー、そうかぁ」とうっとりした顔をしていました。
そして、「きれいな蝶々がいいなー」とじっくり集中して絵を描いてくれていました。

小学生ぐらいの子供たちにテーマがあるとすると、「美」です。
世界は美しい。
そして、その世界の一部である私も美しい。
その感覚が心の中に染み込めば、大人になったときに自然と自分を大事にできる。
美しい自然を大切にするように、人に対しても優しい眼差しを向けることができる。

世界の美しさに目を開くお話。
そして世界を切り取ったような美しい絵。
めいっぱい、自分の中でたくさん想像する。

こんな小さな積み重ねが、子供の感性をのばしたりします。
自分自身の想像力を使えば使うほど心は豊かになり、その子だけの特別な何かが育っていきます。

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