世界は美しい

「世界は美しい」
シュタイナー教育はこのことを伝えたくてレッスンをしている。
そんなふうにも言えるかもしれません。

子供の成長でも、7歳から14歳のテーマがあるとすれば『美』です。
授業構成やカリキュラムなど、 様々なアプローチでこの世界の美しさを子供に伝えていきます。

それもそのはず、シュタイナー教育では7年ごとに子供の成長をとらえました。
もしもそれぞれにテーマを見つけるとすると次のようになります。

・0−7歳 善 世界は善いところだ
・7−14歳 美 世界は美しい
・14−21歳 真 世界には真理がある

簡単に区切れるものではありませんが、こんなふうにとらえてみると子供の成長がストンと心に入ってくるかもしれません。

世界は善いところだと思えると、どんどん行動していけます。
様々なものを模倣し、自分の中に取り入れていくことができます。
それが小さい子供の成長。

7〜14歳になると様々なことを体験し、心を通して世界とつながるようになっていきます。
世界は美しいと感じることで、この世界に対する親密さも高まっていくでしょう。

そして大人になったとき、世界の未熟さや愚かさも知るかもしれません。
その時世界の美しさを心で感じられていれば、世界をより良くしていこう、本来の美しい場所にしていこう。
そんなふうに思える大人になれるのかもしれません。

今日のレッスンで描いたのはエーデルワイス✨
世界の始まりを学ぶ創世記のレッスンで、 エーデルワイスはこんなふうに紹介されます。

「 天使が星の光を集めて作った花」

エーデルワイスの花は、星のような形をした白い花。
天に一番近い高山に咲く花。
地上にある星の花。

こんなふうにエーデルワイスを描くと、 子供たちの目に見えない内面に美しさの感覚が降り積もっていく。
ノートの余白に、何人もの子供たちが天使の絵を描いてくれていました。

「世界は美しい」
言葉では伝えられない、でも大事なこと。
レッスンを通して子供たちの中に沁み込んでいきますように😄

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