シュタイナー教育では、子どもの感覚を育てることをとても大切にしています。
味覚・聴覚・視覚など感覚にはいろいろありますが、シュタイナー教育ではこの感覚を12に分けていたりします。
12感覚とは、それぞれ…
・ 触覚
・ 生命感覚
・ 運動感覚
・ 平衡感覚
・ 嗅覚
・ 味覚
・ 視覚
・ 熱感覚
・ 聴覚
・ 言語感覚
・ 思考感覚
・ 自我感覚
よく知っているものもあれば、聞き慣れないものもありますよね。
それぞれに意味がありますが、この中でも小さい子どもにとって特に大切なのが触覚です。
なぜなら、触覚は子どもが世界につながる最初の接点だからです。
抱っこされたり、手で触れたり、 撫でられたり。
子どもは触覚を通じて、自分と外との境界を体験するといわれています。
そんな世界との境界である触覚を育ててあげることで、「 これが私なんだ」といった実感を持たせてあげることができる。
感覚って、奥深いですね😄
じゃあ、触覚を育てるためにどんなことをしたら良いのか。
例えば、こんな遊びができます。
足の裏に絵の具を塗って、紙にペタ。
これだけだとただの足形取りですが…
『触覚』を育てることに目を向けると、まるで違ってきます。
① 子どもの足の裏を固く絞った布で拭き、指先でマッサージ(ルンルン歌ってあげるとなお良し😄)
② 絵の具をつけていない「乾いた筆」で足の裏をこちょこちょ。
③ ぬるま湯で溶いた絵の具を使って、筆で絵の具をぬりぬり。
④ さあ、 いよいよ紙にペタ!
①〜④までの間にいろいろな触覚があり、子どもはその体験を通して感覚を伸ばしていけます🌈
冷たい水で溶いた絵の具だと足裏の感覚が鈍るので、ぬるま湯で溶くのがコツです😄