5歳の娘がせっせと糸紡ぎ✨
教えたわけじゃないけれど、やっぱり糸紡ぎって面白い!
シュタイナー学校では3年生になると、糸紡ぎの授業があります。それは理科や社会科の勉強だけではなく、3年生の子どもたちの内面の成長をサポートするためだったりします。
理由は、この地上で生きるための安心感を持つため。
3年生ぐらいになると、子どもたちは「わたし」といった自我をしっかりと持ち始めます。
場合によっては、ちゃんと生きていけるか不安になる子も。
だからこそ、しっかりと地に足つけて生きていけるように、自信を持てるように、衣食住に関することに取り組みます。
糸紡ぎもその一つ。
自分が着ている服がどんなふうに作られるのか、それを知り作る工程を体験することで、子どもは生活のための自信がついてきます。
あるいは、畑仕事。
畑を耕し種を撒き、作物を育て収穫することも子どもたちに自信を与えてくれます。
こうすれば、食べ物を作ることができるんだ。
こうやって調理すれば、美味しく食べることができる。
食べる事は生きること。
食べ物を作り出す体験は、この世界で生きていくための大きな自信になります。
さらにシュタイナー学校では、家作りもします。
小屋ぐらいの小さな家ですが、実際に子どもたちがノコギリや金槌を使って家を建てます。
家の設計にも子どもたちが積極的に関わります。
自分たちが作った家、そこに入って遊び、高いところから外を見下ろす。その時の子どもたちの表情は、自信に溢れています。
つまり、育てたいのは知識というよりも人間です。
子どもたちが自信を持ち、この世界でしっかりと生きていけるように、くるくると糸紡ぎをします🌈
でも家庭では、畑仕事も家づくりも難しいかもしれません。
もちろん、糸紡ぎだってそうです😅
けれど、お片づけをしたり自分の服を自分で来たり、お風呂上がりに体を拭いたり。
自分のことを自分でするのも、自信を育てるために大事なこと。
この地上で生きていく自信をつけさせてあげるためにも、自分でできることは自分でさせてあげてくださいね。
一つひとつの積み重ねが、子どもの自信につながっていきます。