心が遊び、頭は学ぶ

このトマトの絵の中に『と』の文字が隠れています。
子どもたちは「はい!はい!!」と手をあげ、すぐに発見。
中には「『と』じゃないけどー!」と、新たな文字を見つけてくれる子も😄

シュタイナー教育の文字の学習は、お話を聞くところから始まります。
今回だと、トマトが印象的に登場するお話を聞き、トマトの絵を描く。
その絵の中から、子どもたちができるだけ自分で文字を発見できるようにしていきます。

すでにあるものとして文字を与えられると、どうしても頭だけの活動になりがちです。
「と」はこれ、覚えましょう、繰り返し書きましょう。きれいに書けたら花丸ですといったように。
それはそれで価値があるし、反復練習は必要です。

でも、シュタイナー教育では頭だけではなく心も使えるようにします。
人は頭だけで生きているのではなく、頭と心と体、この3つがあって人間です。
3つのバランスをとることで、子どもは生き生きとし、学びは活発になります。

頭だけではなく心もしっかり使う。
そのためのお話であり、絵だったりします。
実際子どもたちは、お話にきゃあきゃあ声を上げながら、「あーおもしろかった!」
真っ赤なトマトのような明るい笑顔で帰っていきました。
「シュタイナー教室で遊んだー!」と言いながら。

まるで遊んでいるように心が動き、ちゃっかり勉強もしている。
それが子どもにとって自然な学び方なのかも。
ニコニコ顔で帰っていく子どもたちを見て納得😄

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