中学年の動物学✨
シュタイナー教育の動物学では、自分と関係があるものとして動物を学びます。
例えば、食べ物。クマも人間も雑食です。
それから、二本足で歩くことができる。
そして、蜂蜜やベリーが大好き😋
クマと人間、一見共通点はなさそうですが、クマの暮らしぶりをお話しを通して聴いていると、なんだかクマが親戚のおじさんのように思えてきます(笑)
実際、授業をしていると子どもたちの反応も様々。
クマのどういう部分に心惹かれるのかで、それぞれの個性も見え隠れします。
ある子どもは、陸上の動物の中で最も強いと言われている部分に注目します。
また別の子どもは、蜂蜜が好きというところが気にいります。
落ち着きがあって優しい目をしている所に心が惹かれる子もいれば…
「私も冬眠したい!」と目をキラキラ輝かせる子どもも。
単なる知識ではなく、自分と関係があるものとして動物をとらえることによって学びが生き生きと活性化します。
クマがクマ以上の存在として、自分の中に入り込みます。
「クマは前足を使っていろいろなことができますが、ものを作る事はできません。ものを作り出すことができるのは、私たち人間の手だけです」
お話の中でこう語った時、子どもたちはしんと静かになり、自分の手をしみじみと見つめている子もいました。