心で出会う「文字」の世界

年長クラス、文字の学習✨
お月さまに雲がかかって…、その絵から「月」の文字を見つけ出していきます。

子どもたちの反応は…
「あーー!」
「見たことある! 月曜日の月だ!!」
「この字、ゲツとも読むの?」
と、きゃあきゃあ😄

子どもが初めて出会う文字の世界。
「頭」だけじゃない。
「心」でも出会えると、その文字は子どもにとってかけがえのないものになります。

実際、頭だけで文字を覚えると、ただの記号になってしまいがちです。
山は山、川は川です。
それはそれで一つのやり方。

でも、ちょっともったいないかなとも思います。
なぜなら、記号として覚えた文字は1年たっても10年たっても変わりようがないからです。
山は山、川は川のままです。

ここに工夫を加えて、一つひとつの文字と心を通して出会えるようにする。
例えば、山なら山が印象的に登場するお話を聞き、その場面から山の絵を描いて、そこから文字を見つけ出す。

そこには、子どもの中で豊かに動く感情があります。
そうやって身に付けた文字は生きています。
1年後10年後、何かの拍子に思い出して、その子の中で別のものに変わるかもしれない。
そこには、文字の学習を超えた何か大切なものがあります。

シュタイナー教育の文字の学習は、そんな豊かな学びを目指しています。

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