素話で体験するお話の世界

シュタイナー教育のレッスンでは、素話で物語を語る「お話の時間」があります。

グリム童話などを語りますが、『オオカミと七匹の子やぎ』など有名な話だと、「知ってるー!」と子どもたちもうれしそう。
でも、知っているはずのお話なのに、いつしか子どもたちは初めて聞いたようにじーっと耳をすましていきます😌

なぜなら、素話は絵などを見せないので、子どもたちの想像力でいくらでもイメージが膨らんでいくから。
絵本の読み聞かせとはまた違うお話の体験になります。

絵本は絵本でもちろん良いのですが、読み聞かせだとどうしてもその絵のイメージが強くなります。
場合によっては、イメージが固定されてしまうことも。
シュタイナー教育ではできるだけ子どもたちの想像力を伸ばしたいので、素話を採用しています。

実際、子どもたちは心の中でいろいろなイメージを膨らませていて、お話の中で馬が出てきても、子どもによっては馬が赤色だったり青色だったりもします。

絵本の読み聞かせをする時にも、時々絵を見せないで語ってみるのもいいかもしれません。
それから、即興でよいので簡単なお話を素話で語ってあげるのも効果的です。
即興で素話!と難しく考える必要はなく、その日子どもが体験したことなどを簡単なお話にして語ってあげるととても喜びます。

子育てに素話を取り入れると、たとえ同じ話でもいつもとは違う体験になりますよ😄

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