心で感じる、シュタイナー教育の「動物学」

中学年の動物学、アフリカゾウ🐘

シュタイナー教育の理科「動物学」は、単なる知識ではありません。
ゾウが生きている環境や生態などを、物語を通して想像するところから始めます。
まるで、見てきたかのようなお話(物語)を聴くことで、頭だけではなく心も大切に育てていきます。

例えば、アフリカゾウだったらアフリカのどんな環境にいるのかというところから話をします。
そしてゾウの体の大きさや重さ、それらをただ単純に単位で言い表すのではなく、大人の人60人分の体重などといったように、できるだけ自分たちに引きつけて捉えられるようにしていきます。

ゾウの特徴の1つである鼻もそうです。
実はゾウの鼻というのは、上唇と鼻がくっついて長く進化したものです。そのことを伝えると、子供たちはびっくりしていろいろなことを口々に言います。
思わず、自分の鼻を手で押さえる子もいます。

こんなふうに、普段思っているゾウのイメージをできるだけ自分に引きつけて捉え直せるようにします。
知識だけではなく、心でもゾウを感じてほしいからです。
自分との違い、自分と共通しているところ。
自分と照らし合わせることで、ゾウというものを身近なものとして感じることができます。

写真は、黒板にチョークで描いたアフリカゾウ✨
子どもたちもクレヨンでのびのびと、アフリカの空気まで描いてくれていました🌈

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