「これ、白色?」
1年生の子が、黒板の線を指差して聞いてきました。
「ミントブルー」と答えると、「えー! ミント?!」
チョークの色でまずイメージするのは、やっぱり白でしょうか。
でも、シュタイナー教育では白はあまり使わなかったりします。
例えば
2×3=6
みたいな式でも、「2」とか「×」とか「3」とかそれぞれ全部違う色で書いたりします(笑)
そのほうがわかりやすいというのもありますが、何か子供の心に届くものがあるからというのが一番の理由。
芸術に満たされたシュタイナー教育、記号的な算数であっても子供の心を大事に育てます。
ちなみに、時々黒板についてこんな質問をいただきます。
「家で黒板を使いたいが、緑色と黒色どっちがいいですか?」
緑色の方が目には優しいかもしれませんが、黒色をお勧めします。
理由はチョークの発色が良くなるから。
様々な色のチョークで書いた時、黒色の方がそれぞれの色の発色がよく出て美しくなります。
字だけではなく絵も描くのであれば、黒色が一番だと思います。
塗るだけで壁が黒板になる「黒板塗料」にも黒色がありますし、壁に貼り付けるだけですぐに使える「黒板シート」もあります。
木などでしっかりと作られた黒板を導入したい場合は、黒板の下側に粉受けが付いている物がお勧めです。
チョークで書いていると、思いのほか粉が下に落ちます。
粉受けがあっても結構な粉が床に落ちてしまいますが、ないよりはずっといいです😂
思っているよりも簡単に家の中に黒板を導入できるので、様々な色のチョークと一緒に揃えると楽しい遊びが増えますよ。