季節は華やかさだけではなくて、安心感をくれます。
春から夏へ、夏から秋へ。いつも決まった順番で包み込んでくれるから、どれだけ世の中が乱れても、空や土を見つめると心が安らぎます😌
子育ても同じ。
いつも同じリズムで生活を包んであげると、子どもは安心します。
朝起きたらまず「おはよう」を言い、その後顔を洗い服を着替え、朝食。
そんなふうに決まった順番があると、大人でも落ち着きますよね。
ほとんど無意識にぱぱっと体が動きます。
いろいろなことを意識せず、楽にこなすことができます。
もしもこれが、毎日違う時間に起き、起きた後にすぐご飯を食べたり、テレビを見てしまったり、顔を洗わない日があったりすると、なんとなくリズムが狂います。
すると、たいした事していないはずなのにすっごく疲れる…。
当然です。
何をするか判断するためにいちいちエネルギーを使っているんです。
子どもだともっとエネルギーを消耗します。
小さければ小さいほど、子どもは自分で判断する力が未成熟だから。
でも、一日のリズムがしっかりしていたらどうでしょうか。
例えば、午前中は外で遊んでお昼を食べたらお絵かきをして、お昼寝。起きたらおやつを食べて、寝る前には絵本を読んでもらって「おやすみ」
こんなふうに決まったリズムがあると、子どもは次に何をするのか何が起こるのかを予測できます。すると、安心して目の前のことに思いっきり集中することができる。
結果、子どもの体験は深まり、目は生き生きと輝きます。
一年の中にもリズムがあります。
春夏秋冬。
もしもこれが、バラバラのリズムだったらどうでしょうか。
年によって、春の次に冬が来たり、冬が来たかと思ったらいきなり夏になったり…。
これだと、安心することができません。
リズムがあるから、決まった順番があるから私たちは安心してこの空と大地の上で生活することができます。
子どもも同じ。
親が良い生活のリズムで子どもを包んであげる。
そうすると、子どもは安心して日々を暮らすことができます。
自然は人の力をはるかに超えたものなのに、こんなにも人を安心させてくれる。
子どもにとって親は、自分の力をはるかに超えた空や大地のような存在なのかもしれません。