深く学びたいから、忘れる。

この時期レッスンをしていると、子どもたちの様々な変化に気づきます。
そのたびに、「子どもたちも感じているんだなあ」と。

季節だけではなく、暮らしや所属や環境がガラッと変わったりする。
そんな変化の中で、心にほんの少し固いものを感じている人もいるかもしれません。

そういう時は、どうしたらいい??
眠りましょう(笑)

眠っている間にこれまでのことが熟成され、目覚める時には力に変わっている。
大切な事はいつだって、目には見えない場所で起きているのかもしれません。

実際、シュタイナー教育では眠るいったん忘れるということを大事にしています。
例えば、エポック授業というやり方があります。
算数だったら算数、国語だったら国語を1ヵ月から2ヶ月ぐらい続けてします。
その間は、他の教科はしません。算数だったら算数だけを1ヶ月から2ヶ月ぐらいやり続ける。

すると、子供たちは1つの教科を深く学ぶことができますし、うまく忘れる(笑)こともできます。
つまりは、算数を1ヵ月やりその後国語を1ヵ月やると国語の前にやった算数を上手に忘れられます。

もちろん、忘れ切ってしまっては勉強にはなりません💦
一旦忘れて、再び思い出すようにします。
例えば、算数を1ヵ月やりその後国語を1ヵ月やる。そしてまた算数を1ヶ月やる。算数をいちど忘れ再び思い出すわけです。
そうすると、忘れている間に学習したことが子供の中の深い部分で熟成され、単純に記憶しただけではない力に変わっていくと言われています。

誰もが、何らかの変化を感じるこの時期。
しっかり眠り、これまでのことを熟成させ、目覚めと共に新しい自分への力に変えましょう。

おやすみなさい。
今日も人知れず心を尽くしている、お母さんお父さんたちにエールを🌈

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