8年間の担任制が見せてくれるもの

昨日は満月でした✨
みなさんの窓からも、まん丸の光が見えたでしょうか。

京都シュタイナー教室では、この一年で生徒さんがずいぶん増えて大家族のお父さんになったよう。
あの子は4月から1年生で、この子はもうこんな学年なんだなぁと勝手にしみじみ(笑)

それというのも、シュタイナー学校では8年間の担任制があるからかもしれません。
8年間の担任制というのは、文字通り8年間子どもたちを連続で担任する制度。
つまり、小学1年生から中学2年生まで同じ先生がずっと持ち上がりで担任をします。

じゃあ、何のために8年間の担任制があるか?
それはやっぱり子どものためです。

一人の先生が8年間責任を持って子どもを見る。
まるでもう一人の親のように愛情を注ぎ、そして教師という立場から子どもをしっかりと育てるために8年間の担任制があります。

8年の間に子どもたちはぐんぐん成長します。
もちろんトラブルもたくさん出てきますが、子どもの成長を長いスパンで見ることができます。
子どもがまだ小さいうちは包み込むように守り育て、やがて中学生ともなると反抗期の子どもを持った親のように先生の役割も変わっていきます。

8年間の担任が終わった後には先生はぐったりと疲れていますが(笑)、替えがたい喜びがあります。
公立学校ではできないその喜び、シュタイナー学校の先生だけが知っている幸せなのかもしれません。

去年入ってきた子が今年は1年生になり、片方の手を毎年指折りしている間にもう卒業していきます。
体も心もすっかり大きくなって。

一人ひとりが自分の子どものように尊いです。

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