観察すると、子どもが見えてくる。

絵の描き方には、子ども一人ひとりの個性がよく出ます。
にじみ絵だと余計にいろいろ見えてきます。

画用紙に水をたくさん含ませたり、逆に乾いていたり、濃い色が好きだったり、ふんわり薄い色が好みだったり。

子どもたちの前に立つ先生として大事なのは、その場ではジャッジしないこと。
良いとか悪いとか、上手い下手とか、そういうものから離れてただよく観察します。

シュタイナー教育の教員養成には「子どもの観察」という単位があります。
文字通り子どもをどのように観察するのかということを学びます。

観察の仕方には大きく3つあって、まず最初は外見からわかることをよく観察します。
体つきや髪の毛や顔つきなど、目で見てわかるものです。

次に、その子どもの行動をよく観察します。
歩き方や話し方など、その子がしていることをまるで目に焼き付けるようによく観察します。
そうすることで、その子の内面の状態が見えてきたりします。

最後には、例えばその子がこれからどうなろうとしているのかということをよく観察します。
そうすることで、その子にどのように接したらいいのかなどが見えてきたりします。

一人ひとり違う子ども、一つひとつ違うにじみ絵の作品。
1枚、また1枚と観させてもらうたびに、それぞれの子どもへの理解を深めさせてもらえます。

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