「せんせーこれあげる、私が焼いたの」
2年生の女の子がキラキラした目で渡してくれたので、
「ありがとう、あとで食べるね」とテーブルの上に置いておきました。
そしてレッスンをもりもり😁
さあ帰ろうと思ったら…
ない!クッキーがなくなってる!!あれあれ??と思ったら…。
レッスンで使う宝物を入れた袋からひょっこり出てきました。
きっと「大事なものだから」と宝物袋に入れてくれたんですね。
「まさに宝物」と、子どもたちが帰った教室でジーン😂
こういう思いがけなさがあるから、先生しててよかったなと思います。
ちなみに、公立学校で先生をしていた時に先輩の教師にこんなことを言われたことがあります。
「先生は一度やったらやめられない仕事だから」
もちろん、一度やったらやめたくないぐらい楽な仕事というわけではありません。
むしろ、すっごく大変な仕事です💦
なのに、どうして一度やったらやめられない仕事なのか。
それは、子どもから見たら先生はいつでもどこでも先生だからです。
もう先生を辞めたからとか、今は休職中だからとか、土日で休みだし(笑)とか、そんなことを子どもは考えてくれません。
街で会っても、卒業してから何年後に会っても、たとえおじいちゃんおばあちゃんになってても先生はやっぱり先生なんです。
だったら、教え子の前では胸を張っていなければいけない。
子供たちがやっぱり先生だなぁって思ってもらえるように、この人に教えてもらえたんだって自信を持てるように、いつでもどこでも先生は先生でいます。
「先生は一度やったらやめられない仕事」
この言葉の重みと誇らしさを、先輩の教師は教えたかったのだと思います。
お母さんお父さんという存在も、きっと同じですね。
「一度やったらやめられない」
その言葉の重みと誇りを、今日も人知れずがんばっているお母さんお父さんたちに贈りたいです。