手で触れる時間、体験できる時間。

中学年の算数、「時間」の学習✨
古代エジプトの人たちは日時計を作りましたが、曇りの日や夜は使えません。
そこで、水時計を考え出しました。
水で満たした容器の底に穴を開け、水位の変化で時間を計ります。

時間を計れるものがたくさんあり、スマホがあればもはや時計さえ不要な現代ではびっくりするような時計ですよね。
でも、水時計は考案されてから1000年ほど世界中で使われていたそうです。
私たちがよく知っている機械式時計が登場するのはずっと後になってから。

大人の私たちからすると、不便だなあと思うかもしれません。
でも子どもたちからすると、実はすごくわかりやすい時間の計り方かもしれません。
手で作った鉢に手で触れる水を入れ、時間が経つにつれ目に見えて水位が下がっていく。
体で知ることができる時間の感覚、それは空を仰いで太陽の位置を確認するような体験に近いかもしれません。

現代の私たちから見れば、ただ水の入った鉢。
でも古代エジプトの人たちの目には、一日の時間の流れが映っていました。
人類の発展とともに、時間の捉え方もずいぶん変わってきますね。

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