「もっと甘いものが食べたい」と言われると、どう対応すればいいのか迷ってしまうことはありませんか。
与えすぎも心配、でも我慢ばかりも違う気がする。
この記事では、シュタイナー教育の視点から考える『おやつの意味』と、甘いものを欲しがる子どもへの具体的な声かけ例をご紹介します。
甘いものを欲しがるのは自然なこと
子どもが甘いものを好むのは、決して特別なことではありません。
甘みは安心感や満足感につながる感覚だからです。
大切なのは「甘いものをなくすこと」ではなく、どのように与えるか、どのように整えるかという視点です。
シュタイナー教育におけるおやつの位置づけ
シュタイナー教育では、おやつはごほうびでも静かにさせるための道具でもなく、小さな食事のひとつと考えます。
つまり、おやつも一日のリズムの中にある大切な時間。
決まった時間に、落ち着いた環境で、感謝していただくことを重視します。
強い甘さと、やさしい甘さの違い
砂糖の強い甘さは、瞬間的な高揚感をもたらします。
しかしその後、さらに欲しくなるという循環が起こりやすくなります。
一方で、穀物や素材本来の甘みは、ゆっくりと体に広がり、満足感が持続します。
- 全粒粉のクッキー
- 蒸したさつまいも
- 季節の果物
- はちみつを少量使った手作りおやつ
こうした自然な甘みは、子どもの体を落ち着かせ、リズムを整える助けになります。
甘いものを欲しがる子への声かけ例
禁止や否定ではなく、共感と導きの声かけが大切です。
- 「甘いものが食べたいんだね」
- 「今日はおやつの時間にいただこうね」
- 「よく噛むと、だんだん甘くなるよ」
- 「今日はこのやさしい甘さのおやつにしようか」
まず気持ちを受け止め、そのうえで時間や内容を整える。
それが、無理のない習慣づくりにつながります。
本当に欲しいのは「甘さ」だけ?
甘いものを欲しがる背景には、空腹だけでなく、安心感や甘えたい気持ちが隠れていることもあります。
抱きしめる、ゆっくり話を聞く、一緒におやつをいただく。
そうした時間そのものが、心の栄養になります。
まとめ おやつは心と体を整える時間
シュタイナー的なおやつの考え方は、「制限」ではなく「調和」です。
甘いものを悪者にするのではなく、質とリズムを整えること。
そして、子どもの気持ちを受け止めながら導いていくこと。
おやつの時間が、ただの間食ではなく、心まで満たされるひとときになりますように。
