「子どもにSNSはいつから?」「本当に必要?」
いま世界中で、この問いがあらためて注目されています。
子育て中の私たちが知っておきたい、最新の世界の動きをご紹介します。
オーストラリアで16歳未満のSNS利用が禁止に
2024年11月、オーストラリアでは16歳未満のSNS利用を全面禁止する法案が可決されました。対象はInstagram、TikTok、X(旧Twitter)などの主要SNS。
しかも、保護者の同意があっても禁止という強い措置で、違反したSNS運営会社には最大約49億円の罰金が科されることに。
ニュージーランドや欧米諸国にも広がる「規制の波」
この動きはオーストラリアだけにとどまりません。
2025年5月にはニュージーランドでも同様の法案が提出され、アメリカ、フランス、ノルウェーなどでも未成年のSNS利用制限を強める動きが加速しています。
なぜ今、SNS規制が進んでいるの?
背景には、次のような問題があります。
- メンタルヘルスの悪化(SNS依存、不安感の増加)
- ネットいじめの深刻化
- 保護者による管理の限界が指摘されていること
親がどれだけ気をつけていても、SNSは24時間どこでもつながれてしまう時代。
だからこそ「SNS企業側にも責任を負わせるべき」という考え方が生まれてきたのです。
日本でも始まっている「小さな変化」
日本では同様の法律はまだありませんが、Instagramが2025年1月から「Teen Account」機能を導入。
アカウント作成時の年齢確認を強化するなど、未成年への配慮が始まっています。
親子でできる、これからのSNSとの向き合い方
スマホやSNSは、私たちの子ども時代にはなかったもの。
戸惑うのはむしろ親の方かもしれません。
でも大切なのは、「うちはどうする?」を家庭で話し合うこと。
- なぜSNSを使いたいのか?
- どんな投稿に気をつけるべきか?
- 誰かを傷つけていないか?
子どもと話せる関係を作っておくことが、何よりの対策です。
まとめ ニュースを、家庭での対話のきっかけに
法律や規制がどう変わっても、子どもを守る一番の力は家庭の会話です。
このニュースが「じゃあ、うちはどうする?」という対話のきっかけになったらと思います。