「ママが一番」だった日々が、「友達が一番」に変わる瞬間。子どもの成長とともに変わる「楽しい」の中身。その変化を見守り、サポートする親の役割について考えてみましょう。
子どもの「楽しい」が変わるとき
昨日の夜、娘がぽつりと言いました。 「今日は人生で一番楽しい日だった!」
その言葉に驚きながら、「何をしたの?」と聞くと、娘はこう答えました。 「同じ学年の友達が4人遊びに来てくれて、私が好きなものをいっぱい見せて、そのあとみんなで公園で遊んで、お菓子を少しずつ分け合って食べたの。ほんとに楽しかった!」
その言葉を聞いて、胸がふっとあたたかくなると同時に、少し寂しさも感じました。ついこの間までは「お父さんと遊ぶのが一番!」だったのに。今は友達との時間が、娘にとって一番輝く瞬間なんだなと実感しました。
成長とともに変わる「楽しい」の中身
幼い頃の子どもにとって、「楽しい」とは親との安心感や愛情の中にあります。しかし、成長するにつれ、友達との関係がその中心になり、思春期には親よりも友達からの影響が大きくなります。
例えば、3歳ごろの子どもは「平行遊び」をすることが多いです。同じ空間にいても、それぞれが別々の遊びを楽しむ姿は、お友達との関わりが薄い時期の特徴です。それが徐々に友達との関係が深まり、やがて友達と一緒に遊ぶことが子どもにとっての「楽しい」に変わっていきます。
その変化を親として少し寂しく感じることもありますが、子どもが自立していく大切なプロセスなのです。
親としてできること
子どもの成長に伴い、親子関係の距離感を調整することが大切です。小学校低学年までは親と一緒に過ごすことが中心でも、徐々に友達との時間を大切にするようにします。
子どもの「楽しい」を応援する
- 子どもが友達と遊ぶ時間をサポートする。
- 安全な環境を整え、見守る。
- 子どもが体験を共有したいときは耳を傾ける。
親として「去られるためにここにいる」という視点で、子どもが安心して成長できる環境を作りましょう。
「人生で一番楽しかった日」を祝える親でありたい
子どもの「楽しい」は成長とともに変わり続けます。それを見守り、祝福することが、親にとっての幸せでもあります。
今日、どんな時間を子どもと過ごしますか?
まとめ
子どもの成長とともに「楽しい」の中身が変わっていくのは自然なこと。その変化を前向きに受け止め、親としてできるサポートをしながら、子どもの「人生で一番楽しかった日」を増やしていきましょう。