「イヤイヤ期」って、なんでこんなに大変なんでしょう? 実は、子どもが新しい世界へ踏み出しているからなんです。
2歳頃になると、子どもは「自分」というものを意識し始めます。それは、いろいろなものを触ったり、感じたりする体験を通して、「私」という存在を認識していく時期なんです。
例えば、大好きなぬいぐるみをぎゅっと抱きしめたり、砂場で泥遊びをしたりする経験。
これらの体験を通して、子どもは「これは私のもの」「私はここにいる」という感覚を養っていくんです。
それはまるで、自分だけの小さな世界を築いているようなもの。
だからこそ、イヤイヤ期の子どもには、たくさんのモノを触らせたり、感じさせたりしてあげることが大切なんです。
例えば、柔らかい毛布に包まれたり、冷たい水に触れたり、自然の中で裸足で歩いたり。
そんな経験を通して、子どもは豊かな心を育み、健やかな体を作っていくことができます。
イヤイヤ期は大変だけれど、この大切な時期に、たくさんの「触れる」体験をさせてあげましょう。
その経験は、子どもにとって一生の宝物になるはずです。