子どもが何かに夢中になっている時、つい「なんでそんなに好きなの?」と質問しちゃうことってありますよね。でも、時には聞かない方がいいこともあるんです。
なぜなら、聞かない方が、子どもは自分の「好き」を全身で感じて楽しめるから。
例えば、うちの娘は生き物が大好きで、休日には川や池で鯉や亀に餌をあげたり、鳥にお米を撒いたりしています。朝昼夕、1日に3回も行くことも!親としては大変だけど、その熱意は本当にすごいんです。
娘が満たされた顔で池を覗き込んでいると、「まあ、いいか」と疲れも吹っ飛びます。
でも、そんな時「なんでそんなに生き物が好きなの?」って聞かないようにしているんです。
だって、子どもが夢中になることに理由なんていらないから。
ただ楽しい、もっとやりたい、それで十分。
「なぜ?」って聞いちゃうと、急に理由を考え始めたり、夢中になることが恥ずかしく感じたりすることも。
だから、あえて聞かないんです。頭じゃなくて、心や体全体で夢中になっていてほしいから。
少なくとも小学生の間はそれでいいと思います。何も考えずに夢中になった経験が、後々大きな力になることもあります。
子どもが夢中でやっていることを、温かく見守りましょう。
その方が、子どもは心と体全体で自分の「好き」を存分に味わえますよ。