「なんで怒ってるの?」「なんで泣いてるの?」
つい、子どもにこう聞いてしまうこと、ありませんか?
実は、子どもにとって、「なんで?」という質問は、自分の感情を否定されたような気持ちになることがあるんです。
大人にとっては当たり前の質問かもしれませんが、子どもはまだ自分の感情をうまく理解したり、言葉で表現したりすることが難しい。
「なんで?」と聞かれると、
「自分の感情は間違っているのかな?」
「大人は自分のことをわかってくれないのかな?」
と、不安や悲しみを感じることがあります。
大切なのは、子どもの気持ちを言葉で尋ねるよりも、共感してあげること。
例えば、
公園で転んでしまったら
「痛かったね、大丈夫?」
友達と喧嘩をしてしまったら
「悲しいね、寂しかったね」
何か悲しいことがあったら
「つらかったね、何かあったの?」
こんなふうに子どもの気持ちに寄り添って共感することで、子どもは安心して気持ちを言葉にできるようになります。
もちろん、すぐに言葉で話せるようになるとは限りません。でも、焦らずにゆっくりと時間をかけて共感してあげましょう。
子どもの気持ちに寄り添い、心で対話することで、親子の絆も深まりますよ。