「シュタイナーのこどもの育てかた」
おとながこどもにできること
ローター・シュタインマン (著)
鳥山 雅代 (訳)
春秋社
この本は、シュタイナー学校の先生であり、七人の子どもを持つお父さんが書いた貴重な一冊です。
子育てというものを見つめていくと、結局は「わたし」自身を見つめることになりますよね。
ここに書かれているのは、その「わたし」 を見つめることで気づく子育ての本質。
シンプルな言葉で書かれていて、読みやすく、ちっとも押しつけがましくない。
エッセイのようなゆったりとしたスタイルで、子育ての本質が描かれています。
父親が書いた子育ての本として珍しいだけでなく、父親と子どもとの関係について、はっとする内容も。
例えば…
・息子がパーティーの会場で、父親に反抗してきたとき
・娘が父親をだまして、お金を取ろうとしたとき
などなど、
お父さんの心情が伝わり、子どもの気持ちにも共感できたり。
ちょっとした時間に、気になったページからめくってみてください。
ゆったりとした言葉に癒される、素敵な本です😊