文字ってどう学ぶだろう。
教えてもらう。
書いてあるのを覚える。
子どもの頃を思い出しても、
そこに魔法はなくって、
たぶん感動もなかった。
思い出されるのは…
ドリルのなぞり線と、
どこまでもつづくマス目。
だけど文字にだって、
魔法や感動。
さっとふりかけて素敵にしたい。
例えば、『土』の漢字。
こんなふうに絵にしてみると、
『土』が心で見えてくる。
土って、
花や庭や陶器。
何かと一つになって、
人に愛されたりする。
まるで暗い宇宙が、
輝く星と一つになって、
私たちを仰ぎ見させるように。
しだいに寒くなっていく、
この時期。
見えない土の中へと目を向ける。
そこでは、
秋が静かに降り積もり、
まだ見ぬ春が眠っている。
ドリルだけじゃないんだ。
こんな学び方。
画用紙とクレヨンと想像力。
たったそれだけで、
今ここから始められます。