子育てをしていると、ふとした瞬間に
「ちゃんと育てられているかな」
「この関わり方で合っているのかな」
と、不安になることはありませんか。
今回は、シュタイナー教育の視点から、
その「無意識のプレッシャー」を少し手放し、
子どもと向き合うための考え方をご紹介します。
「ちゃんと育てなきゃ」が生まれる理由
しつけ、発達、周囲との比較。
現代の子育ては、正解を求められる場面がとても多くあります。
情報が増えれば増えるほど、
「遅れていないか」「間違っていないか」と、
自分を問い続けてしまうお母さんも少なくありません。
シュタイナー教育が見る、子どもの姿
シュタイナー教育では、子どもを
大人が「正しく育てる対象」とは捉えません。
子どもは本来、
自分の内側に育つ力を持ち、
必要なタイミングで、必要な形で成長していく存在だと考えます。
大人の役割は「先回りすること」ではない
大人の役割は、
引っぱることでも、先回りすることでもありません。
安心して育つことができる「場」を、
日々の暮らしの中に用意すること。
それは、特別な教育法や声かけではなく、
生活のリズム、穏やかな雰囲気、
大人自身が落ち着いていることかもしれません。
うまくいかない日があってもいい
思うように進まない日。
イライラしてしまう日。
何もできなかったと感じる日。
そうした日があっても、
子どもの育ちは止まりません。
育ちは一直線ではなく、
行きつ戻りつを繰り返しながら、
少しずつ積み重なっていくものです。
「信じて見守る」という選択
「ちゃんと育てなきゃ」と思ったとき、
ほんの少し立ち止まって、
こう言い換えてみてください。
「信じて見守ろう」
そのまなざしの中で、
子どもはすでに、自分の力で育ち始めています。
まとめ
子育てに「完璧な正解」はありません。
けれど、安心して見守られる経験は、
子どもの心に確かな土台をつくります。
「ちゃんと育てなきゃ」を手放すことは、
あきらめることではなく、信頼すること。
その信頼が、子どもの育ちを支え、
大人自身の心も、少し軽くしてくれるはずです。
