星まで届く、細く長い道

「できない〜」
子どもが唇かんでる。
苦手意識って言葉は知ってても、
自分の子だとやっぱり戸惑う。
どう対応したらいい?

プロセスに注目します。

例えば子どもが「できない」となると、
じゃあできるようにしようと腕まくり。
それはそれで、もちろん大事。

でも時と場合によっては、
結果に注目しすぎちゃうことも。

できたらOK。
できなかったら頑張れ。
できるできないの二択でもないのに、
いつの間にか結果に囚われていたり。

むしろ苦手意識の芯は、
そんな結果の底に沈んでいたりします。

「ちゃんとできなくちゃいけない」
「うまくないとダメだ」

親の中にもある、
そんな小さなうずき。

心がうずいている以上、
「できなくてもいいんだよ」
では響かなかったりする。

むしろ、こんなふうに言ってあげよう。
「 これでまた成長したね」
「 次はこうしてごらん」

いま何ができているのか、
次はどうしたらいいのか。
結果だけを見るんじゃなくって、
今ここで起こっているプロセスを見せてあげる。

こういうふうになりたい(結果)は、
まるで遠い星のよう。

星ばかり見ていると、
あっけなく転んでしまうこともある。
子どもの足元はおぼつかなくて、
危なっかしいから。

子どもは自分で星を見つける。
親の仕事は星を指差すことではなくて、
そこまでの道を、
どうか今よりほんの少しだけ、
照らしてあげること。

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