感性を育てたい。
大切なものだし、
小さいころが大事。
でも粘土みたいに、
子どもの感性に手をあてて、
こねこねはもちろんできない。
感性はつまるところ、
子どもが何をやっているか。
毎日の行動だったりします。
食べたものが体を作るように、
やったことが心を形づくる。
季節が服を替えさせるように、
手で触れたものは、
心を模様替えしていく。
だからこそ、
子どもが何をしているのか。
一日の中でどんなことをするのか。
ちょっとだけ意識してみる。
それって、色みたいなもの。
どんな色を増やすか。
どんな色の中で過ごすか。
そして、
この子はどんな色になりたいか。
なろうとしているのか。
難しく考えなくていい。
「わたし」の中にあるたくさんの色、
それと響き合う色を子どもの中に見つける。
そこから始めたら、
私も一緒になって楽しめる。
楽しみながら、
感性はより深まっていく。
そして、半年に一回ぐらいでいい。
季節の変わり目でいい。
子どもの様子を見ながら、
緩やかに色を変化させてみよう。
空の色が同じではないように、
子どもの内面も緩やかに変わっていく。
いちばん近くにいる親だからこそ、
子どものやってることに興味を持っているからこそ、
いちはやく感性に手を添えられます。