見えないカタチで心を育てる

どこかに出かけて帰ってきて、
大きな荷物を開けたらワイワイ。

どんなものでも、
どれだけあっても足りないぐらい。
おみやげって楽しい。

でも気がつくと、
手の中はモノでいっぱいだったりする。
それはそれでいいけれど、
ちょっとだけ工夫してみよう。
子どもの感性を育てることができるから。

例えば目には見えないものを、
「おみやげにしてみようか」って。

その土地の歌。
踊りに言葉とか。
あるいは、土地に根づいた物語。

消費して終わるものだけじゃなくって、
思い出は目に見えないからこそカタチになる。
なんどもくり返しカタチにして、
いつしかこの心を素敵にしていくもの。

それに遠い土地の文化を知ることで、
自分の住む土地にも目がいく。

歌や踊り。
土地に根ざした言葉や物語。
「いつかこの土地を旅する人に」って。
そんなふうに自分の足元も見つめられる。

夏のおみやげ。
あげるほうも、もらうほうも。
心が素敵になりますように。

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