叱るのは、この子を応援したいから

叱るってむずかしい。
この子の存在は肯定したい。
でも、やってることはダメだし…。

「あなたを責めたいわけじゃない」
叱るとき、親ならみんな思う。
「あなたのことを応援したいんだ」

子どもにはわからない親心。
でもこんなふうにすれば、
その気持ちは届くのかもしれない。

『子どもが自分でできる部分をつくってあげる』

例えば、
お兄ちゃんが妹を叩いてしまったとする。

あたりまえだけど、
「叩いちゃだめ」って言う。
でも、それだけだと単なるダメ出しかも。

親は、真心込めて叱ってるつもり。
なのに子どもから見ると、
「ぼく、ダメなんだ…」

そこで、こうしてみる。
「 叩いた右手さんにね、教えてあげて」
そうやって、子どもに自分の手を叱ってもらう。
「この手はやさしくするためのもの」って。

そんなふうに、
子どもが自分でできる部分をつくってあげる。
すると、ダメ出しだけじゃなくなる。

子どもという存在は肯定してあげよう。
けれど、やってしまったことは叱る。
それを、子どもの中でも分けられるようにする。

自分で自分の右手を叱ることで、
私という存在は肯定する。
そして、やってしまったことは自分でとがめる。

そこにあるメッセージは、
あなたという存在は素晴らしいんだよ。
でもやったことはいけないこと。
そして、あなたはそれを自分で止めることができる。

親が子どもにできること。
その一つひとつを積み上げて、
この子もまた人間になっていく。

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