子どもの言葉の向こうにある「本当」

「一緒にやってぇ」
子どもがおねだり。
もちろんやってあげたいけど、
「でも…」と思うのも親。

電車ごっことか、
どこまでつきあったらいい?
子どもはかわいいしやってあげたいけど、
長時間はやっぱりつらい。

だからこそ、子どもの言葉の奥を見る。
「一緒にやってぇ」の向こうにあるもの。
望遠鏡をのぞくように、
遠い光を見つめる。

そこにあるのは、
「ぼく、お母さんをおどろかせたい」
とか、
「妹だけじゃなくて、ぼくを見て」
だったりする。

一緒にやるのだけが愛情じゃない。
例えば、
「一緒にやってぇ」
じゃあ、電車の歌を歌ってあげるね。
「一緒にやってぇ」
この紙に電車の顔を描いて見せてね。

言った通りにしてあげること。
それだけが愛情じゃない。
子どもの心の中によどんでるもの、
親だからすくい取れる気持ち。

近くにいること。
見守ること。
そばで微笑むこと。

子どもの思った通りじゃない。
「ほらこれでしょ」って、
渡されてから気づくような愛情。

子どもの言葉の向こうを見ると、
愛情の幅が広がります。