心と頭、二つの川が出会う場所

頭で考えるのと、心で感じること。
どっちが大事だろう?

もちろん、頭で考えてうまくいくこともある。
考えないとできないことも、
わからないことだっていっぱい。

だけど、心はあんがい先にわかっていたりする。
言葉にはならないだけ。
頭があとで「ああ、そうだ」ってうなずく。

子どもは心いっぱいで生きている。
むきだしすぎて、こわいぐらい。
荷車に心を山積みして、
今日も「わたし」を知らない場所まで連れていく。

子ども時代、
たくさん心で感じさせてあげよう。
頭も大事だけど、
高学年ぐらいからでもいい。

知識が先になると、
心で感じられなくなることも。

例えば、
鳥や植物を見るとき名前や生態よりも、
「なんてきれいなんだろう」とまず感じること。
息を飲むこと。
その体験は幅広くこどもを育ててくれる。

自分の心で感じるから、
自分の頭で考えられる。
誰かに植えつけられた概念よりも、
自分の心から生まれるぬくもりのある思考。

頭を使うことと、心で感じること。
両方あれば人は優しく強くなれる。

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